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2010/10/15

クマ騒動

Tweet ThisSend to Facebook | by kanri
連日クマ出没、人身事故のニュースが報道されており、姫路市内でもこれまで出没の無かった場所でクマが目撃され、ちょっとした騒ぎになっております。
 
 私も目撃地点に跡見に行ったのですが、クマがいたかどうか、怪しいと言えば怪しい。確実に居た形跡もないけど、割と住みやすそうな植生、地形でもある。
 
 もし居たとしても、クマだって好きで人間を襲うわけではないのでいたずらに怖がる必要もないのですが、山に入るのに鈴も付けずクマスプレーも持たず、というのは無防備すぎるとも思います。それは現にその山にクマが居るかどうかではなく、山に入る場合の常識にしていただきたいものです。
 
  しかし行政としてクマの出没にどう対応するかというのは難しいところで、例えば広報やホームページで「クマ出没注意」と警報して、イノシシやアナグマをクマと誤認するケースが増えるとか、柿の実がとられただけでクマが居付いたかと心配して通報されるとなると、自治体の担当者はもう手が回りません。行政はわざわざ仕事を増やすようなことはできないものです。
 かといって、家庭ごみや家庭菜園にクマが居付いても、クマなんて居ないだろう、カラスか何かのいたずらだと思いこみ、クマを結果的に餌付してしまうのも愚かな話です。
 
 一つの解決策として提唱したいのは、ハンターの目を利用すること、ですね。我々ハンターが跡見をすれば、クマがいるかどうかの判断精度はかなり高まります。町内に1人ハンターがいれば、結構心強いと思いますよ。
 
 我々が狩猟の振興に一生懸命なのは、そういう考えもあってのことなのです。ハンターは鉄砲を鳴らすばかりが能ではないのです。

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