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シカのタレ漬け焼き肉

バーベキュー・焼き肉に シカ肉のタレ漬け  
 スライスセットのいちばん簡単で間違いのない召し上がり方は、焼き肉のたれに漬け込んで、フライパン、または網で焼く「タレ漬け焼き肉」でしょう。タレに漬けることで臭みも気にならなくなります。市販のタレでも美味しいのですが、オリジナルのタレを調合するのも楽しいものです。
今回は醤油をベースに、薬味や調味料を調合しました。調理の半日ほど前から漬け込み、さっと焼いて召し上がってください。

<タレの一例 肉500グラム分>
・醤油 90cc
・はちみつ 30cc
・ごま油30cc
・赤ワイン30cc
・胡椒、チリパウダー、おろしにんにく、おろし生姜、玉ねぎ薄切り各々適量

 

シカどんぶり

シカどんぶり  
猟友会姫路支部がシカ肉有効活用のイベントで大好評をいただいているシカどんぶりです。牛丼と同じ体裁で、スライスのシカ肉を使っています。
煮込むと筋の部分から旨味が出てきます。

(4人分)
シカ肉  280グラム  スライス
どんぶりダシ 360cc
玉ねぎ 60グラム 薄切り
青ねぎ 20グラム 小口切り

1.小鍋に中火でどんぶりダシ、玉ねぎ、長ネギを沸かす。
2.ダシが沸いたらシカ肉を入れる。火が通るまで煮立てる。
3.丼に白飯を盛り、2.を載せる。
※ポイント※  さらっと「どんぶりダシ」と書きましたが、もちろんこれが一番大事なところです。ご家庭では市販のつけ汁等をお使いになると良いでしょう。

 

シカの一口カツ

手軽で美味しい シカの一口カツ
シカ肉は脂肪分が少なくさっぱりとした味わいですが、加熱するとぱさぱさした食感になりやすいという短所もあります。カツや竜田揚げなど、油を使った料理法はシカ肉と相性が良いといえます。ロース肉のカツももちろん美味しいのですが、モモ肉でも十分美味しく召し上がることができます。
材料(4人分)
シカ肉  500グラム 
塩・胡椒  適量
<衣>
・小麦粉 適量
・溶き卵 1個
・パン粉 適量

1.シカ肉を切り分ける。厚さ1cm程度、1枚の量は40グラム程度。
2.包丁で軽く叩き、塩・胡椒で下味をつける。
3.小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣を付け 油で揚げる 。油温は160度、衣がキツネ色になったら出来上がり。

※ポイント※  意外なほどクセのないシカのカツです。良い意味で普通のお総菜です。トンカツよりも牛カツに近い味です。

 

ビールのお供に!夏鹿のスペアリブグリル

6月から8月にかけてはオスのシカに脂がのり、バーベキューやグリルのお楽しみになります。猟期外のためちょっと入手は難しいかもしれませんが、駆除をやっている地区の猟師さんやシカ肉を扱っている店にリクエストしてみましょう。
 
****夏鹿のスペアリブグリル ****
1. 鹿アバラ骨付き肉に塩、胡椒をすり込み30分寝かせる。
※大型のアバラなら骨1本で100グラム近い肉がついています。1人前1~2本程度でしょう。
2. フライパンを中火で予熱し、油を引かずにアバラ肉を並べる。5分程度、転がしながら焼いて表面に焦げ目がついたらワインまたは料理酒をふりかけ、蓋をして弱火にする。
※油がフライパンの底にたまるほど出ていたら、キッチンペーパーで取り除きます。
3. 10分ほど蒸し焼きにし、火を止めて余熱でさらに芯まで暖める。
※本当は肉の量によって加熱時間は変わりますが、グリル料理は勘と創意工夫が大事です。火の通り具合は様子を見ながら決めてください。
 
 お皿にのっけたら手づかみで豪快に召し上がれ。ナプキンを添えるのを忘れないでください。
 
 
 通常、油気が無く食味が悪いと言われる鹿ですが、夏のオスは特別。脂身も若葉の薫り高く、こんがりと焼き上げればビールのお供に最適です。ぜひ夏鹿のアバラ肉を手に入れてご賞味ください。
 

レンジで簡単! ローストヴェニソン

ヴェニソンはシカ肉のことです。牛ならビーフ、豚ならポークに相当する言葉です。
 質の良いシカのモモ肉が手に入ったら、豪華なローストに挑戦してみましょう。電子レンジで簡単調理、家庭にある調味料でソースも作れます。
 
****ローストヴェニソン 4人前****
1. 鹿モモ肉500グラムに塩10グラム、胡椒および味の素適量をすり込み、30分程度寝かせる。
※モモ肉は丁寧に筋を取り除きましょう。
※鹿肉は味が淡いので、塩をして寝かせることで味が浸透します。
2. フライパンを強火で予熱し、薄く油を引いて肉に焼き目をつける。おおむね1~2分程度。
3. 肉を皿にとり、電子レンジで加熱する。家庭用500wで5分間。途中で肉をひっくり返す。
※加熱時間はおおむね肉100グラム当たり1分。
4. ソースを作る。醤油、酢、トマトケチャップ各大匙2杯。香り付けとしておろし生姜少々。
※ソースが一番個性が出るところです。ケチャップを減らして大根おろしを加えて和風にするとか、酢の代わりにスダチを入れるとか、ハーブやスパイスを入れるとか、ご自由に。
5. 肉を電子レンジから取り出し、皿にたまった肉汁をソースに加える。肉の上にボウルを乗せて15分間保温し、中心まで熱を通す。
6. 肉を薄切りにして取り分ける。サラダなどのつけあわせと一緒に召し上がれ。