「鉄砲がこんなに厳しくなったら、狩りなんてそのうち出来んようになるかもなぁ」
最近の狩猟者の肩身の狭さについて、このようにこぼす方がいらっしゃいます。
40年ほど前のおおらかな時代に比べると、狩りがどんどんやりにくくなっているという感想もごもっともだと思います。
Web担はカモ・キジ撃ち場がある田舎の育ちですので、猟期中の特に朝早くは河川敷や湖沼に近寄らないように親に厳命されていたものですけど、最近は銃声を聞いただけですぐに通報される方も多いようですね。
さて、少し古い話題ですが、2004年にイングランドで伝統のキツネ狩りが禁止されました。キツネ狩り禁止の立法過程では相当な悶着があったようで、なかなか興味深いのでちょっとキツネ狩り賛成派、反対派の意見を紹介してみます。
賛成派の意見
・キツネ狩りはイングランドの伝統である。
・キツネ狩りは農地で行うが、農地の持ち主にとってキツネは家畜・家禽を食害する害獣である。
・キツネ狩りを目的とした宿泊者が多い民宿や、猟犬のブリーダーなど、キツネ狩りはイングランド全体で数千人の雇用を生み出している。
・キツネ狩り反対派は、貴族的なたしなみに対して階級的な反発心を抱いているだけである。
反対派の意見
・キツネ狩りは、猟犬がキツネを追い回して食い殺すところを眺める残酷な行為である。
・キツネ狩り用の猟犬は、年をとって現役引退した後は愛玩犬になることはできず安楽死処分される。
・キツネ狩りはとにかく残酷であり、大事な伝統であるにしても不要な殺生を伴う。野外乗馬などに切り替えるべきである。
さて、英国のキツネ狩りに比べれば日本の狩猟はまだマトモというか、納得できる行為だと思います。しかし、モラルの低いハンターは、老犬を放逐したり射殺したり、獲物を撃っても回収せずに放置したりすることもあるようです。(幸いにも? 自分自身で目撃したことは有りませんが…)。
動物愛護の精神はますます高まっております。
ハンターの側に撃ちっぱなしで当たり前という意識が蔓延しているのであれば、風当たりの強さもやんぬるかなというところです。